1 MBは、アップロードフォームで最もよく見かける上限です。求人サイト、大学の出願、ビザや税の申請システム、裁判所への電子提出などがそうです。ほとんどの文書は見た目を損なわずにこの上限に収められます。PDFを重くしているのは、ほぼ必ず中に入っている画像だからです。スマートフォンで撮ったページの写真、スキャンした用紙、貼り付けたスクリーンショットなどです。テキストやベクター図形はほとんど容量を使わず、原因になることはまずありません。
当てずっぽうではなく「目標サイズ」で
PDFを圧縮ツールには2つのモードがあります。「品質プリセット」は「ロスレス」「弱」「バランス」「強」のうち1つの固定レベルを適用するもので、どれだけ小さくなるかは結果を見るまでわかりません。「目標サイズ」はその逆で、上限をMB単位で入力すると、ファイルが収まるまでツールが段階的に強い設定を試していきます。
まず画像には一切手を付けずにファイル構造だけを詰め直すロスレスの整理から始め、次に画像を300 dpi、150 dpi、72 dpiへ、最後は50 dpiと36 dpiへと下げていきます。目標を下回った最初の段階で止まるので、得られるのは可能な限り小さいファイルではなく、収まる範囲で最も品質の高いファイルです。PDFがすでに上限を下回っている場合は、何も変えずにそのまま返します。
上限より少し小さめに
メガバイトの数え方は2通りあります。PDFStapleは1 MBを1,024 × 1,024バイト(1,048,576バイト)として数えますが、アップロードフォームによってはきっかり1,000,000バイトで数えるものもあります。そのため、一方の定義では「1 MB」のファイルが、もう一方では1.05 MBとして弾かれることがあります。1ではなく0.95と入力すれば、どちらの基準でも収まります。
小さくなるもの、ならないもの
テキストが画像に変換されることはありません。どの段階でも選択・検索できる本物のテキストのままなので、契約書やフォームもくっきりしたままです。写真やスキャンは低い解像度にリサンプリングされます。150 dpiならスキャンしたページも問題なく印刷でき、読みやすさも保てます。72 dpiでは画面上なら十分ですが紙ではぼやけ、36 dpiになるとスキャン内の細かい文字がにじみ始めます。提出する前に結果を確認しましょう。
それでも収まらないとき
ほぼテキストだけの文書なら、まず間違いなく収まります。難しいのは長いスキャンです。カラーでスキャンした40ページは、最も強い段階でも1 MBを超えたままのことがあります。その場合、ツールはエラーにせず、達成できた最小のバージョンを返します。アップロードの前にサイズを確認してください。役立つ方法が3つあります。
「グレースケールにも変換する」にチェックを入れます。白い紙に黒い文字の書類をカラーでスキャンすると、容量の大半を誰も必要としない色情報に費やしています。色を落とすことが、多くの場合いちばん大きな節約になります。
両面スキャンの白紙の裏面、表紙、重複したページなど、フォームに不要なページを、圧縮する前にページを削除ツールで取り除きます。
ポータルが複数ファイルの提出を受け付けるなら、文書を分割し、各部分をそれぞれ上限まで圧縮しましょう。1つのファイルを読めなくなるまで潰すより、ずっと有利です。
ファイルの行き先
圧縮はGhostscriptを使うため、弊社のサーバー上で行われます。アップロードされたファイルは2時間後に削除され、「今すぐサーバーからファイルを削除」を選べばその場で削除されます。1ファイル50 MBまで無料です。
手順
- PDFを圧縮を開く — PDFを圧縮ツールにファイルを追加します。
- 目標サイズを選ぶ — モードを「品質プリセット」から「目標サイズ」に切り替え、0.95と入力します。
- スキャンはグレースケールに — 普通の書類をカラーでスキャンした場合は、「グレースケールにも変換する」にチェックを入れます。
- 確認してダウンロード — 新しいサイズを上限と比べ、ページに目を通してからダウンロードします。